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サンデー No.26

フォークテイルの25

AI Evaluation

5軸 加重評価サマリー

3.60/5.00
★★★★☆
母系・近親・父産駒・配合・価格妥当性の5軸を加重平均で算出した総合評価です。母系と近親を計50%、父産駒適性20%、配合と価格を計30%の重みづけで集計しています。
母系
3.0★★★☆☆
近親
4.0★★★★☆
父産駒
4.0★★★★☆
配合
4.0★★★★☆
価格
3.0★★★☆☆
Profile
母父
ロードカナロア
牧場
ノーザンファーム
性別
誕生日
3/14
毛色
地区
関東
Price
総額
4,000万円
一口 (全40口)
100万円

本ページの評価は独自のアルゴリズムに基づく分析です。競走成績を保証するものではありません。出資判断は必ず免責事項をご確認の上、自己責任で行ってください。

AI評価レポート

フォークテイルの25 AI評価レポート

母フォークテイルの競走実績と特徴

母フォークテイル(Folktale)は2016年1月30日にノーザンファームで誕生した鹿毛の牝馬で、父ロードカナロア、母フォルクローレ(Folklore)、母父ダンスインザダークという血統構成を持っています。サンデーレーシング所有、美浦・中川公成厩舎所属で2018年10月14日の東京芝1600m2歳新馬戦でデビューを果たし、初陣でいきなり勝ち上がっています。

2019年1月19日の中山芝1800m若竹賞(500万下)を勝利し、2勝目を挙げました。同年4月には3歳重賞のフローラステークス(G2)に出走するなど、3歳春の段階で重賞戦線への出走機会を得ています。JRA通算成績は23戦2勝、獲得賞金は3343万5000円という戦績です。

現役時代のレンジは芝1600mから1800m中心で、若竹賞勝ちの内容からは中山の小回り適性と一定の持続力を兼ね備えていた馬と整理できます。重賞勝ちには至らなかったものの、新馬勝ち+1勝クラス勝利と早い段階で2勝を積み上げた点、フローラステークスというクラシック登竜門の重賞に駒を進めた点は、繁殖牝馬としての評価形成に一定の支えを与えています。

繁殖入り後はノーザンファームに迎えられ、社台グループの繁殖陣営に組み込まれました。母フォルクローレの牝系がノーザンファーム生え抜きの貴重な日本主流血統ファミリーに位置づけられている点を背景に、ロードカナロアという日本最強クラスのキングカメハメハ系を父に持つフォークテイル自身も、その牝系継承の役割を担う1頭として繁殖牝馬陣に組み込まれた格好と言えます。

これまでに送り出した産駒は複数頭存在し、ノーザンファームを生産背景とする組み合わせで継続的に種付けが続いています。母系の活力と父ロードカナロアの仔出しの良さを両立した繁殖牝馬として、社台グループ内では中堅クラスの位置づけが形成されつつある段階です。

本馬フォークテイルの25は、その繁殖牝馬としてのキャリアの中で誕生した1頭で、父にはダイワメジャー系統の有力後継種牡馬アドマイヤマーズを起用しています。母自身の現役時代の中山小回り適性と、母系のスタミナ寄り資質、父アドマイヤマーズのマイル適性が交差する血統設計の中で誕生した牝馬という位置づけです。

母父ダンスインザダークと母系背景

母父のダンスインザダーク(Dance in the Dark)は1993年生まれのサンデーサイレンス産駒で、母はダンシングキイです。1996年の菊花賞を制した日本主流のサンデー系後継種牡馬で、種牡馬としては中長距離型の活躍馬を多数輩出した王道タイプです。

ダンスインザダークの種牡馬としての主要産駒にはオースミハルカ、ザッツザプレンティ、デルタブルース、トーセンダンス、ザレマ等が含まれ、芝中長距離戦線でのスタミナと底力を伝えるサンデー系種牡馬として認知されてきました。母父としての実績も豊富で、サンデー系のスピードに重厚なスタミナを補強する母系資質の供給源として、現役繁殖牝馬陣営でも一定の評価を維持し続けています。

母母のアンデスレディー(Andes Lady)はノーザンテースト系の血を引く繁殖牝馬で、ノーザンファームの生え抜き牝系を代表する1頭です。アンデスレディーは中央でG2京都大賞典・朝日チャレンジカップを制したインティライミ(Inti Raimi・父スペシャルウィーク)の母にあたり、本馬の母方の祖母として血統表に位置します。インティライミは2005年京都新聞杯(G2)も制してダービー馬戦線に名乗りを上げた重賞勝ち馬で、本馬から見ると叔父(母の母の仔)の関係です。

アンデスレディーの母系はペルースポート(Perou Sport)に遡るノーザンファーム生え抜きのファミリーで、内国産血脈の中でも長期間にわたって重賞勝ち馬を継続的に輩出してきた牝系として知られます。母父系統がノーザンテースト系である点も、現代日本血統表における重みのある背景です。

母フォルクローレの母系は、サンデーサイレンス系ダンスインザダーク×ノーザンテースト系アンデスレディーという日本古来のスタミナ寄り内国産配合を基礎に置き、そこにロードカナロアという現代スピード血統を組み合わせて誕生したのが本馬の母フォークテイルです。日本主流ニックスのスタミナとスピードを両立した牝系背景を持つ繁殖牝馬と整理できます。

フォルクローレの過去産駒・本馬の近親活躍馬

母方の祖母にあたるフォルクローレは1999年3月8日にノーザンファームで誕生した栗毛の牝馬で、現役時代はJRA中央で32戦6勝の戦績を残しました。2003年10月の阪神芝1400m芦屋川特別、2004年6月の阪神芝1600mストークスなどを勝利し、芝マイル前後で活躍した牝馬です。獲得賞金は1億355万円という水準で、現役時代から繁殖入り後への期待を集めた牝馬の1頭でした。

フォルクローレが繁殖入り後に送り出した産駒の中で最大の勲章を残した1頭が、本馬フォークテイルの叔父にあたるアルバート(Albert)です。アルバートは2011年2月7日生まれの栗毛の牡馬で、父はアドマイヤドン、母父はダンスインザダークです。

アルバートはJRA通算36戦9勝、獲得賞金は4億139万4000円という戦績を残しました。最大の勲章は2015年・2016年・2017年のステイヤーズステークス(G2・中山芝3600m)3連覇です。JRA重賞の3連覇は同レース史上初の快挙で、JRA史上10頭目の同一重賞3連覇という長距離戦線の主役を担いました。2017年2月のダイヤモンドステークス(G3・東京芝3400m)も制覇しており、長距離戦線での絶対的存在感を見せた馬です。

アルバートは2020年12月に引退し、優駿スタリオンステーションで種牡馬入りしました。母フォルクローレの繁殖能力に対する市場評価を、JRA重賞3連覇+種牡馬入りという2つの実績で押し上げた立役者と言えます。

フォルクローレが送り出した産駒の中には、本馬の半兄にあたるディアブラーダ(Diablada・2007年4月30日生・牡・父サクラバクシンオー)もいます。ディアブラーダはJRA14戦4勝で、2010年12月の小倉芝1200m小月特別、2011年9月の阪神芝1400m仲秋特別など、芝短距離戦線で勝ち上がりを重ねた馬です。獲得賞金は5022万円という水準でJRAの2勝クラスまで勝ち進んでおり、短距離型の補強サンプルとして母系の幅の広さを示しています。

加えて2009年生まれの牝馬ロンダドール(Rondador・父キングカメハメハ)、2006年生まれの牝馬フロルアンディーナをはじめとする産駒群も含めて、フォルクローレは多数の中央在籍産駒を輩出した繁殖牝馬と整理できます。母系の活力の継続性が複数の現役勝ち上がり実績で裏付けられた点は、本馬の近親評価を押し上げる材料です。

そして本馬の母にあたるフォークテイル自身も、JRA2勝+フローラS出走という中央実績を残してから繁殖入りした牝馬で、本馬フォークテイルの25はその母にとっての産駒の1頭にあたります。3代母アンデスレディーから繋がる牝系は、京都大賞典-G2・京都新聞杯-G2を制した重賞勝ち馬インティライミを叔父に持つ点も加味すると、母系の重賞実績の重ね方は社台グループ内で中位グループに位置する水準と整理できます。

近親活躍度の評価軸においては、叔父アルバートのJRA-G2 3連覇および種牡馬入りという実績が最大の支柱です。さらに母の半兄ディアブラーダ、母系の叔父インティライミがJRA重賞戦線で結果を残している点も加味すると、母系全体としての重賞輩出力は安定した水準にあると言えます。

父馬アドマイヤマーズについて

父アドマイヤマーズは2016年3月16日にノーザンファームで誕生した栗毛の牡馬で、父ダイワメジャー、母ヴィアメディチ(IRE)、母父Medicean(GB)という血統構成を持っています。

現役時代の戦績はJRA・香港通算13戦6勝、獲得賞金約3億2219万円+HKD16,750,000でした。主要勝鞍は2018年朝日杯フューチュリティステークス(G1)、2019年NHKマイルカップ(G1)、2019年香港マイル(G1)、2018年デイリー杯2歳ステークス(G2)で、国内外でG1を3勝した名マイラーです。2018年は無敗の4戦4勝でJRA賞最優秀2歳牡馬に選出されました。

引退後は社台スタリオンステーションに繋養され、ダイワメジャーの有力後継種牡馬として供用が始まっています。

父産駒の傾向と距離適性

アドマイヤマーズの初年度産駒は2024年デビューで、血統登録頭数62頭という数的ハンデを抱えながらも2歳新種牡馬リーディングで一時首位に立つなど終盤まで首位争いを演じました。最終的に2024年JRAファーストシーズンサイアーランキングは3位という結果で、産駒の堅実な走りが裏付けられた1年目となりました。

2024年デビュー組からはジャルディニエ、ルージュラナキラ、エンブロイダリーの3頭が2勝を挙げてオープン入りしています。中でもエンブロイダリー(2022年2月1日生・牝・栗毛・母ロッテンマイヤー)は2025年4月の桜花賞(G1)を制してアドマイヤマーズに種牡馬としてのG1初制覇をもたらし、続く5月の優駿牝馬(G1)、10月の秋華賞(G1)も制覇して牝馬三冠を達成しました。2026年も4月の阪神牝馬ステークス(G2)を勝利するなどトップマイラーとしての立場を確固たるものにしています。エンブロイダリーは2025年JRA賞最優秀3歳牝馬に選出されました。

産駒傾向は父ダイワメジャー譲りの芝マイル適性が中心軸となります。仕上がりの早さに優れ、2歳戦から積極的に出走機会を確保しやすい体質を伝える点は産駒成績の数字面でも実証段階に入っています。距離適性は芝1400m〜1800mを主戦場とするマイラー寄りの傾向で、左回りコースの東京・中京・新潟での好成績が目立つというデータも公表されています。

種付け料はエンブロイダリーの桜花賞制覇を受けて2025年シーズンに250万円から500万円へ倍増し、2026年シーズンも500万円(受胎確認後支払い、フリーリターン特約付帯)で供用されています。市場評価の上方修正を受けて、繁殖牝馬の質も上昇傾向にあります。産駒の主戦場が2歳〜3歳のマイル路線にある以上、本馬フォークテイルの25が3歳クラシック戦線の桜花賞・NHKマイルカップ路線で評価対象になる素地は、父系から見れば十分に整っていると言えます。

配合評価とこの当歳の見どころ

父アドマイヤマーズ(ダイワメジャー×ヴィアメディチ・母父Medicean)と母フォークテイル(ロードカナロア×フォルクローレ・母父ダンスインザダーク)の配合は、サンデー系直系のマイラー血統と、キングマンボ系×サンデー系内国産血統の母系を組み合わせた設計です。父系はダイワメジャー→サンデーサイレンス系という日本主流ライン、母系はロードカナロア→キングカメハメハ→キングマンボというキングマンボ系を主体としています。

血統表内のサンデーサイレンスのクロスは、父アドマイヤマーズの父ダイワメジャーが孫世代に当たる位置(3代前)、母フォークテイルの母父ダンスインザダークが孫世代に当たる位置(3代前)で、本馬から見て4×4のクロスが成立する設計です。サンデーサイレンスの4×4クロスは日本主流配合の中でも近年データが蓄積されている王道パターンで、芝マイル〜中距離型の活躍馬を継続的に送り出してきた組み合わせと言えます。

母父ロードカナロア(キングマンボ系)を介して取り込んだスピード資質と、父系ダイワメジャーが伝えるマイル戦の堅実さの両立を狙った設計で、母方のサンデー系内包+父系のサンデー系外し補強という構造の妙が伺えます。母フォークテイルが芝1800m若竹賞勝ち+フローラS出走という中山小回り適性を見せた点を踏まえると、産駒も芝マイル〜中距離前後をメインレンジに据える適性に落ち着くとみられます。

距離適性の予測は芝1400m〜2000m前後にレンジが置かれます。父アドマイヤマーズの代表産駒エンブロイダリーが桜花賞(1600m)・優駿牝馬(2400m)・秋華賞(2000m)で結果を出している点、本馬の母フォークテイルがマイル〜1800mで2勝を挙げている点、叔父アルバートが3000m超の長丁場で頂点に立った点を併せて考えると、芝マイル〜中距離戦線が主戦場になるという見方が妥当な配合です。

馬場適性は良馬場での切れ味を主軸としつつ、母系のスタミナ要素を活かして稍重〜重馬場でも対応力を示す素地があるとみられます。仕上がりの早さは父アドマイヤマーズ譲りで2歳秋〜冬の2歳重賞戦線への駒を進めやすい背景を持ちます。

価格面については、サンデーサラブレッドクラブの2026年募集ラインアップとして総額4000万円(一口100万円・全40口)、関東配属で募集されています。サンデーサラブレッドクラブの中位帯に位置する価格設定で、父アドマイヤマーズが2025年シーズンにG1初制覇を含む種付け料倍増の上昇局面にある事実、母フォークテイル自身のJRA2勝実績、叔父アルバートのG2 3連覇+種牡馬入りという母系実績を組み合わせると、内容相応の合理性が見出せる水準です。牝馬という性別を踏まえれば、繁殖価値の上乗せ余地も内包する1頭です。

総合所見

本馬の強みと懸念を整理すると以下の構造になります。

強み

  • 父アドマイヤマーズが2024年デビューの初年度産駒からエンブロイダリーで桜花賞・優駿牝馬・秋華賞の牝馬三冠を達成し、2026年種付け料が500万円に上昇する評価上昇局面に入っている種牡馬で、3歳クラシック戦線への産駒輩出実績が裏付けられている
  • 叔父アルバートがJRA-G2ステイヤーズステークス3連覇を達成し、引退後は優駿スタリオンステーションで種牡馬入りした実績馬で、母系1親等の重賞勝ち+種牡馬入り実績を持つ

懸念

  • 母フォークテイルは中央2勝・フローラS出走止まりで、母自身の競走実績は重賞勝ちまで到達していない
  • 母系の重賞勝ち実績は叔父アルバート(長距離)と叔父インティライミ(京都新聞杯・京都大賞典)に集中しており、本馬のメインレンジと想定される芝マイル〜中距離前後の直接的な近親実績は限定的にとどまる

総額4000万円(一口100万円)という価格設定は、アドマイヤマーズ産駒×ノーザンファーム母系という看板に対しては内容相応の水準と捉えられます。父系のマイル適性と母系の中距離スタミナを組み合わせた牝馬として、芝マイル〜中距離型の素質を求める出資検討者にとって検討に値する1頭です。

評価スコア

評価軸 スコア 評価根拠
母の繁殖能力 ★★★☆☆ 母フォークテイルがJRA2勝+フローラS出走、母フォルクローレも中央6勝で叔父アルバートを送り出した牝系の活力が裏付け済みです
近親活躍度 ★★★★☆ 叔父アルバートがJRA-G2ステイヤーズS3連覇+ダイヤモンドS制覇+種牡馬入り、叔父インティライミも京都大賞典・京都新聞杯-G2勝ちで母系の重賞輩出力が安定しています
父産駒適性 ★★★★☆ アドマイヤマーズが2024年ファーストシーズンサイアー3位、初年度産駒エンブロイダリーで桜花賞・優駿牝馬・秋華賞の牝馬三冠達成で種牡馬評価が急上昇しています
配合評価 ★★★★☆ ダイワメジャー系×キングマンボ系のサンデー4×4クロス、芝マイル〜中距離型の王道設計です
価格妥当性 ★★★☆☆ 4000万円はクラブ中位帯、父産駒評価の急上昇と母系の重賞輩出力から内容相応の水準です
総合評価 ★★★★☆ 加重平均3.60、父産駒評価の上昇局面と叔父アルバートの母系実績が牽引材料です

本評価は独自のアルゴリズムに基づき、母系・近親・配合・産駒適性・市場性を総合的に判定したものです。