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サンデー No.30

トゥザハピネスの25

AI Evaluation

5軸 加重評価サマリー

3.40/5.00
★★★☆☆
母系・近親・父産駒・配合・価格妥当性の5軸を加重平均で算出した総合評価です。母系と近親を計50%、父産駒適性20%、配合と価格を計30%の重みづけで集計しています。
母系
3.0★★★☆☆
近親
4.0★★★★☆
父産駒
3.0★★★☆☆
配合
3.0★★★☆☆
価格
4.0★★★★☆
Profile
母父
シンボリクリスエス
牧場
ノーザンファーム
性別
誕生日
5/3
毛色
黒鹿
地区
関東
Price
総額
4,000万円
一口 (全40口)
100万円

本ページの評価は独自のアルゴリズムに基づく分析です。競走成績を保証するものではありません。出資判断は必ず免責事項をご確認の上、自己責任で行ってください。

AI評価レポート

トゥザハピネスの25 AI評価レポート

母トゥザハピネスの競走実績と特徴

母トゥザハピネスは2009年3月4日生まれの鹿毛の牝馬で、父シンボリクリスエス・母トゥザヴィクトリー・母父サンデーサイレンスという血統に属します。生産はノーザンファーム(北海道安平町)で、現代日本軽種馬市場の上位牝系の流れを汲む牝馬として整理されます。

本馬の繁殖牝馬としての特殊事情として、競走馬登録自体は行われたものの実戦に出走せぬまま現役を終えた1頭であり、JRA中央通算成績は0戦0勝で獲得賞金は記録されていません。中央デビュー前の段階で繁殖陣に入った早期繁殖転用のケースに該当し、現役競走成績データを軸とした評価材料は備えていない繁殖牝馬として整理されます。

母としての評価は競走実績側ではなく、母系の血統的支柱と繁殖入り後の産駒蓄積構造の2点に集約される構造です。

繁殖牝馬としての実証データは現役世代まで含めて産駒7頭・JRA通算7勝という蓄積となっており、現時点で中央G1勝ち産駒+中央重賞勝ち産駒の輩出には到達していない中堅水準の繁殖実証構造を備えます。

具体的な主要産駒は、ミヤジユウダイ(2014年生・牡・父ステイゴールド・JRA通算32戦2勝・獲得賞金約5,404万円)+クールファイブ(2018年生・セ・父ハーツクライ・JRA通算62戦4勝・獲得賞金約3,141万円)+ドンデンガエシ(2020年生・牡・父サトノクラウン・JRA通算19戦2勝・獲得賞金約1,931万円)+トゥザヒロイン(2019年生・牝・父キタサンブラック・JRA通算25戦1勝・獲得賞金約1,474万円)+ミスベアトリクス(2016年生・牝・父キタサンブラック・JRA通算11戦2勝・獲得賞金約175万円)+アスターシッキム(2022年生・牡・現役・通算6戦未勝利)の構成となります。

産駒成績の特徴は、中央2勝〜4勝の準オープン手前の中央条件戦線で複数頭の勝ち上がり実証を残してきた中堅水準の繁殖牝馬という位置付けで、中央G1〜重賞戦線における産駒の中央実証データは現時点で蓄積前段階に位置します。

本馬トゥザハピネスの25は2025年5月3日生まれの牡・黒鹿毛で、母トゥザハピネスにとっては産駒の中で初めての黒鹿毛の牡駒となる世代に位置します。同一の母父サンデーサイレンスの血を引く母系から外国産種牡馬シスキン(父First Defence・母父Oasis Dream)を父に迎えた本馬は、母自身の血統的個性を引き継ぎながら新種牡馬世代の血脈を加えた配合構造の1頭として整理されます。

母トゥザハピネス自身は中央未出走+中央重賞勝ち産駒輩出前段階という二重の懸念材料を備える1頭であり、本馬の血統的支柱は母自身の現役戦績+母自身の繁殖実証ではなく、3代以内の母系内における近親活躍馬の集中蓄積構造に支えられる構造となります。

母父シンボリクリスエスと母系背景

母父にあたるシンボリクリスエスは1999年1月21日生まれの黒鹿毛で、父Kris S.・母Tee Kay・母父Gold Meridianというアメリカ生産の輸入種牡馬です。現役戦績は2002年・2003年の天皇賞秋連覇+2002年・2003年の有馬記念連覇という中央G1 4勝の集中蓄積構造を残し、2002年・2003年のJRA賞年度代表馬2年連続選出という現役歴代屈指の戦績を備えた1頭として整理されます。

引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、現代日本軽種馬市場における中堅上位帯の種牡馬として位置付けられました。種牡馬としての中央実証は中央G1勝ち産駒複数頭の輩出蓄積を残しており、エピファネイア(2013年菊花賞G1+2014年ジャパンカップG1)+サクセスブロッケン(2009年フェブラリーステークスG1)+ストロングリターン(2012年安田記念G1)+ルヴァンスレーヴ(2018年チャンピオンズカップG1+最優秀ダートホース)の中央G1勝ち産駒群を輩出した中央G1勝ち産駒輩出種牡馬として整理されます。

母父としての血統的影響力は、Roberto系の底力血脈+米国型のスタミナ・パワー血脈を組み合わせた中距離〜ダート中距離戦線の底力血脈を母系内に持ち込む役割を果たします。後継種牡馬エピファネイアが現代日本軽種馬市場の主力種牡馬の1頭として中央G1勝ち産駒群を輩出する血統的基盤を備える点も、母父シンボリクリスエス系統の中央実証蓄積構造を補強する材料となります。

母系の3代目にあたる祖母トゥザヴィクトリーは1996年2月22日生まれの鹿毛で、父サンデーサイレンス・母フェアリードール・母父Nureyevという血統の輸入名牝の系譜に属します。現役戦績はJRA中央+海外通算21戦6勝・獲得賞金6億1,664万6,900円という中央現役世代を代表する1頭の戦績を残しました。

最大の勝鞍は2001年11月11日のエリザベス女王杯(中央G1・京都芝2200m)で、3歳〜古馬牝馬中距離戦線における頂点を獲得した1勝です。さらに2001年3月24日のドバイワールドカップ(海外G1・ナドアルシバ ダート2000m)で2着に入り、当時の日本軽種馬の海外G1戦線における先駆的な戦績を残しました。

そのほかの主要勝鞍は2000年阪神牝馬特別G2+クイーンS G3+府中牝馬S G3など、中央牝馬中距離〜マイル戦線における重賞戦線で複数の勝ち鞍を積み上げた中央重賞4勝牝馬として整理されます。

3代母にあたるフェアリードール(USA・1991年生・栗毛・父Nureyev・母Dream Deal・母父Sharpen Up)は競走成績1戦0勝の繁殖転用牝馬ですが、ノーザンファームに輸入後の繁殖実証は中央G1勝ち牝馬1頭+中央重賞勝ち馬複数頭の輩出という最上位帯水準を残しました。フェアリードール牝系は現代日本軽種馬市場の上位牝系の1つとして、ノーザンファーム生産の中堅上位帯牝系の血統的支柱を形成する起点となります。

近親活躍馬と母系の厚み

母トゥザハピネスの近親には、本馬の母にとっての半兄・半姉にあたる中央重賞勝ち馬3頭+海外G1 2着馬を擁する重賞勝ち馬集中蓄積構造が並びます。これら近親群は全てトゥザヴィクトリー(本馬の祖母)を共通の母とする半兄妹関係に整理されます。

最も大きな実証を残しているのが本馬の母にとっての半兄トゥザグローリー(2007年2月16日生・牡・父キングカメハメハ・JRA中央通算33戦8勝・獲得賞金4億6,478万円)で、中央重賞5勝の集中蓄積構造を残した1頭となります。

主要勝鞍は2010年中日新聞杯G3+2011年京都記念G2+2011年日経賞G2+2012年日経新春杯G2+2012年鳴尾記念G3の中央G2 3勝+中央G3 2勝で、芝中距離〜長距離戦線における中央重賞勝ち馬として現役を完走しました。さらに2010年・2011年の有馬記念G1で2年連続3着に入り、2014年有馬記念では9番人気の伏兵評価ながら2着に好走するなど、中央G1グランプリ戦線における上位常連の1頭として整理されます。

本馬の母にとってもう1頭の半兄トゥザワールド(2011年4月12日生・牡・父キングカメハメハ・JRA中央通算12戦4勝・獲得賞金2億8,377万円)は、2014年弥生賞G2(中山芝2000m)勝ち+皐月賞G1 2着+有馬記念G1 2着+セントライト記念G2 2着の中央クラシック路線+古馬中距離G1戦線における上位戦績を残した中央G2勝ち馬として整理されます。3歳春のクラシック前哨戦から皐月賞・有馬記念まで芝2000m〜2500mの中距離戦線における中央G1〜G2戦線で複数の上位入着を残した1頭となります。

さらに半姉トーセンビクトリー(2012年4月23日生・牝・父キングカメハメハ・JRA中央通算6勝)は、2017年3月の中山牝馬ステークスG3(中山芝1800m)を制した中央G3勝ち牝馬として整理されます。クイーンステークスG3 2着+ローズステークスG2 3着など中央牝馬中距離戦線における重賞戦線で上位入着を蓄積した1頭となります。

そのほかの半兄トゥザクラウン(2014年2月12日生・牡・父キングカメハメハ・JRA中央通算20戦5勝・獲得賞金約9,313万円)は中央準オープン手前の中央条件戦線まで到達した1頭で、母系の中央条件戦線における勝ち上がり実証層を厚くする戦績を残しました。

母系の中央重賞勝ち馬実証を整理すると、本馬の母にとっての半兄トゥザグローリー(中央G2 3勝+G3 2勝)+半兄トゥザワールド(弥生賞G2勝ち+皐月賞G1 2着+有馬記念G1 2着)+半姉トーセンビクトリー(中山牝馬S G3勝ち)の中央重賞勝ち馬3頭体制+祖母トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯G1勝ち+ドバイワールドカップG1 2着)+3代母フェアリードール(中央G1勝ち牝馬1頭+中央重賞勝ち馬複数頭輩出)の集中蓄積構造が並びます。

近親活躍馬群の特徴は、母系内の中央G1勝ち実証(祖母トゥザヴィクトリー1勝)+中央G2勝ち実証(母系内通算4勝以上)+中央G3勝ち実証(母系内通算複数勝)が3〜4世代にわたり厚く蓄積されてきた中堅上位帯水準の母系として整理される点にあります。

3代以内のG1勝利数は中央G1 1勝(祖母エリザベス女王杯)+海外G1 2着1回(祖母ドバイワールドカップ)+中央G1 2着2回(半兄トゥザワールド皐月賞・有馬記念)で、中央G2 3勝以上+中央G3勝ちを含む中央重賞蓄積層は通算8勝以上に達する厚みを備えます。

牝系区分ではフェアリードールを起点とする米国輸入牝系として、ノーザンファーム生産の中堅上位帯牝系の1つに整理されます。サンデーサイレンス系(祖母父)+Nureyev系(3代母父)の組み合わせを母系内に擁する血統的多層構造は、現代日本軽種馬市場における中堅上位帯母系の血統的支柱の1パターンとして位置付けられます。

父馬シスキンについて

シスキンは2017年2月25日生まれの鹿毛で、父First Defence・母Bird Flown・母父Oasis Dreamというアメリカ生産・アイルランド調教の血統に属します。現役戦績は欧州通算8戦5勝で、最大の勝鞍は2020年6月12日のアイリッシュ2000ギニー(愛G1・カラ芝1マイル)を無敗で制覇した中央クラシック相当戦線の頂点に立った戦績です。

さらに2歳時には2019年フェニックスステークス(愛G1・カラ芝6ハロン)+レイルウェイステークス(愛G2)+マーブルヒルステークス(愛リステッド)を制し、欧州2歳短距離戦線における無敗の上位馬として整理される世代を経ました。

引退後は社台スタリオンステーション(北海道安平町)で2021年シーズンから種牡馬入りし、初年度種付料350万円・2026年種付料400万円(受胎確認後支払い・フリーリターン特約付帯)という社台SS内の中堅帯水準の種付料設定の新種牡馬として位置付けられます。

父産駒の傾向と距離適性

シスキン産駒の初年度世代は2022年生まれ・2024年デビュー世代で、JRA初勝利は2024年6月2日京都競馬場でのキトンインザスカイ(2歳新馬戦)が記録した中央初勝利となります。本馬は2025年生まれの世代に該当し、初年度世代から2世代目にあたる位置に属します。

産駒の中央実証は2024年デビュー世代以降で蓄積開始段階にあり、現時点で確認できる主要な戦績を整理すると、ロックターミガン(2023年生・牡・母父ダイワメジャー)が2026年3月25日の京浜盃JpnII(大井ダート1700m)を3馬身差で制し、シスキン産駒として地方交流重賞の中央重賞相当戦線における初の重賞勝ち産駒を輩出しました。ダート3冠路線への進出も確認されており、中央〜地方ダート戦線における上位産駒として整理されます。

中央重賞戦線では、ライヒスアドラー(2023年生・牡・母父ハーツクライ)が2025年11月24日の東京スポーツ杯2歳ステークスG2(東京芝1800m)で3着・2026年弥生賞ディープインパクト記念G2(中山芝2000m)で2着に好走し、中央G2戦線における上位常連の1頭として整理される段階に至っています。中央クラシック路線(皐月賞)への出走資格も得ました。

エアビーアゲイル(2023年生・牝・母父ハービンジャー・半兄ベラジオオペラ=大阪杯G1連覇)が2026年3月21日のフラワーカップG3(中山芝1800m)に出走するなど、中央牝馬重賞戦線における出走実証も蓄積されています。

種付け頭数は初年度に複数頭規模からスタートし、近年は社台SS内の中堅水準の供用実績を維持してきました。種牡馬としての血統的個性は、父First Defence(米国Mr. Prospector系のダート〜芝1マイル戦線の中堅種牡馬)+母父Oasis Dream(欧州短距離戦線における中堅種牡馬・Green Desert直仔)を擁する米欧型のスピード・パワー血脈の組み合わせを備える点が特徴です。

産駒の距離適性は、シスキン自身の現役戦績(愛G1=芝1マイル+愛G1=芝6ハロン)+主要産駒群の中央実証(ライヒスアドラー=芝1800m〜2000m+ロックターミガン=ダート1700m)を踏まえると、芝マイル〜2000mの中央中距離戦線+ダート1700m〜中距離戦線の双方を視野に置いた血統的個性を備えた新種牡馬として整理されます。父First Defence系のダート適性+母父Oasis Dream系のスピード・パワー血脈を背景に置いた、芝・ダート兼用型の中堅上位帯種牡馬として中央実証データの蓄積開始段階に位置します。

産駒の中央G1〜重賞勝ち産駒輩出実証は現時点で蓄積前段階で、中央G2勝ち以上の中央重賞勝ち産駒は未輩出ですが、中央G2 2着・3着+地方交流重賞勝ち+中央G3出走の上位産駒層が形成されつつある血統的整合性を備える種牡馬として、現時点での実証データの蓄積過程にあります。

配合評価とこの当歳の見どころ

父シスキン(First Defence×Bird Flown・母父Oasis Dream)と母トゥザハピネス(シンボリクリスエス×トゥザヴィクトリー・母父サンデーサイレンス)の配合は、欧州芝マイル戦線の愛G1勝ち+米欧型のスピード・パワー血脈を持つ新種牡馬と、サンデーサイレンス系の中央G1勝ち牝系+Roberto系の底力血脈を擁する米国輸入名牝系を組み合わせた、中距離戦線における芝・ダート兼用型の血統設計です。

血統表内のクロスを見ると、3代血統表内でMr. Prospectorの4×4クロス(父シスキンの父First Defence経由のMr. Prospector+母トゥザハピネスの母父サンデーサイレンスの母系内に含まれるMr. Prospector系の影響は限定的なため、主たるクロスは父系内に集中する構造)が含まれる構造を備えます。

注目点は、父シスキン系統(米国Mr. Prospector系の血脈)と母父シンボリクリスエス系統(Roberto系直系+Kris S.直仔)を組み合わせた血統的組み合わせで、現代日本軽種馬市場における中堅上位帯の中距離〜ダート中距離戦線で結果を出してきた組み合わせパターンの1つに整理されます。母父シンボリクリスエスは中央G1 4勝の中央現役世代を代表する1頭で、種牡馬としても中央G1勝ち産駒群を輩出した実証蓄積を備えるBMS(母父)として、配合面における中央実証データの裏付けを補強する役割を果たします。

サンデーサイレンス系の血脈は祖母トゥザヴィクトリーの父系経由で母系の3代以内に含まれる構造で、現代日本軽種馬市場における中距離クラシック路線の主流血脈の1つとして整理されるサンデーサイレンス系の血統的個性が母系内に組み込まれた配合設計です。父シスキンの父系・母系には直接的なサンデーサイレンス系の血脈は含まれないため、本馬は母系経由でサンデーサイレンス系の中央実証蓄積構造を血統表内に導入する配合パターンとなります。

母系の中央重賞勝ち馬集中蓄積構造を見ると、本馬の母にとっての半兄トゥザグローリー(中央G2 3勝+G3 2勝)+半兄トゥザワールド(弥生賞G2勝ち+皐月賞G1 2着+有馬記念G1 2着)+半姉トーセンビクトリー(中山牝馬S G3勝ち)の中央重賞3勝馬+祖母トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯G1勝ち)の中央G1+G2+G3戦線における集中蓄積構造を備えた上位牝系の血統的支えを擁する配合となります。

距離適性の予測は、父シスキン自身の現役戦績(愛2000ギニーG1=芝1マイル)+父シスキン産駒の中央実証(ライヒスアドラー=芝1800m〜2000m)+母系の中央重賞勝ち馬群(トゥザグローリー=中距離〜長距離G2 3勝・トゥザワールド=弥生賞G2=芝2000m+皐月賞G1 2着=芝2000m)を踏まえると、芝マイル〜2000mの中央中距離戦線が血統的に主軸となる配合設計です。3歳春のクラシック前哨戦線(共同通信杯・弥生賞ディープインパクト記念)+3歳春のクラシック路線(皐月賞)+古馬中距離G1戦線(大阪杯・天皇賞秋)を視野に置いた中央G2〜G3戦線への挑戦が血統的に整合する設計となります。

母父Roberto系の底力血脈+祖母父サンデーサイレンス系のスタミナ血脈を組み合わせた血統的多層構造は、芝2000m級の中距離戦線における底力ベースの戦績構造を血統的に裏付ける材料となります。馬場適性は良馬場の芝コースを主軸とする芝主体型で、父シスキン系の米欧型スピード・パワー血脈の影響を加味すると稍重〜重馬場における対応力も視野に入る配合となります。

総合所見

本馬の強みと懸念を整理すると以下のとおりです。

強み

  • 母系の中央重賞勝ち馬実証が3世代体制で蓄積されており、本馬の母にとっての半兄トゥザグローリー(中央G2 3勝+G3 2勝・通算33戦8勝・獲得賞金4億6,478万円)+半兄トゥザワールド(2014年弥生賞G2勝ち+皐月賞G1 2着+有馬記念G1 2着)+半姉トーセンビクトリー(2017年中山牝馬S G3勝ち)の中央重賞勝ち馬3頭+祖母トゥザヴィクトリー(2001年エリザベス女王杯G1勝ち+2001年ドバイワールドカップG1 2着・通算21戦6勝・獲得賞金6億1,664.6万円)の集中蓄積構造を備えた中堅上位帯牝系として整理されます。3代母フェアリードール(USA・米国輸入名牝)を起点とするノーザンファーム生産の上位牝系に属する血統的基盤を備えます。

  • 父シスキンは2020年アイリッシュ2000ギニーG1+2019年フェニックスステークスG1の愛G1 2勝+欧州2歳〜3歳マイル戦線における無敗のクラシック馬の現役戦績(8戦5勝)を残した新種牡馬で、社台スタリオンステーション繋養+2026年種付料400万円の中堅水準の種牡馬として位置付けられます。初年度世代産駒からロックターミガン(京浜盃JpnII勝ち)+ライヒスアドラー(東京スポーツ杯2歳S G2 3着+弥生賞G2 2着)の上位産駒層が形成されつつある中央〜地方戦線における実証データの蓄積開始段階にあります。

  • 母父シンボリクリスエスは2002年・2003年の天皇賞秋・有馬記念連覇を含む中央G1 4勝+JRA賞年度代表馬2年連続選出の中央現役歴代屈指の戦績+種牡馬としてのエピファネイア(菊花賞G1+ジャパンカップG1)等の中央G1勝ち産駒輩出実証を備え、BMS(母父)としての血統的裏付けを補強する役割を果たします。Roberto系の底力血脈+米国型のスタミナ血脈を母系内に持ち込む血統的個性を備えます。

懸念

  • 父シスキンは初年度産駒の中央デビューが2024年世代という新種牡馬で、中央G1〜G2勝ち産駒輩出実証は現時点で蓄積前段階に位置します。中央重賞勝ち馬としてはロックターミガン(地方交流JpnII勝ち)が筆頭となる段階で、中央G2勝ち以上の産駒は未輩出のため、父産駒の中央実証データを軸とした検討材料は限定的な段階にあります。

  • 母トゥザハピネスは0戦0勝の中央未出走牝馬で、現役競走成績データを備えない繁殖牝馬として整理されます。繁殖入り後の産駒実証は7頭・JRA通算7勝・中央重賞勝ち産駒0頭の中堅水準で、母自身の繁殖実証の蓄積構造は中央G1〜重賞勝ち馬輩出には到達していません。母系評価の中核は祖母トゥザヴィクトリーを起点とする母系内の中央重賞勝ち馬集中蓄積構造が担う構造となります。

総額4,000万円(1口100万円・40口)は、サンデーサラブレッドクラブ2026年度関東募集における中位帯の価格設定です。父シスキンの愛G1 2勝+新種牡馬として中央産駒実証の蓄積開始段階+社台SS繋養の中堅種牡馬+母系の中央重賞勝ち馬3頭+祖母エリザベス女王杯G1勝ち+米国輸入名牝系フェアリードール起点の上位牝系の組み合わせを背景に置いた、中位水準の妥当な値頃感を備える募集設定として整理されます。

評価スコア

本馬の総合評価は、複数の血統的・繁殖的・市場的指標を加重平均する独自のアルゴリズムにより算出した結果、★3(★★★☆☆)に該当する中堅水準として整理されます。

評価軸 スコア 評価根拠
母の繁殖能力 ★★★☆☆ 母トゥザハピネスは中央未出走(0戦0勝)+繁殖牝馬としては産駒7頭・JRA通算7勝・中央G1〜重賞勝ち産駒0頭の中堅水準。代表産駒ミヤジユウダイ(JRA通算32戦2勝)+クールファイブ(JRA通算62戦4勝)+ドンデンガエシ(JRA通算19戦2勝)の中央条件戦線における勝ち上がり実証構造を備える
近親活躍度 ★★★★☆ 半兄トゥザグローリー(中央G2 3勝+中央G3 2勝・通算8勝・賞金4億6,478万円)+半兄トゥザワールド(2014弥生賞G2勝ち+皐月賞G1 2着+有馬記念G1 2着・通算4勝・賞金2億8,377万円)+半姉トーセンビクトリー(2017中山牝馬S G3勝ち)の中央重賞勝ち馬3頭+祖母トゥザヴィクトリー(2001エリザベス女王杯G1勝ち+2001ドバイワールドカップG1 2着・21戦6勝・6億1,664.6万円)+3代母フェアリードール起点の中堅上位帯牝系の集中蓄積構造
父産駒適性 ★★★☆☆ シスキン(2017年生・現役8戦5勝・2020愛2000ギニーG1+2019フェニックスSG1)は社台SS繋養+2026年種付料400万円の中堅種牡馬、初年度産駒からロックターミガン2026京浜盃JpnII勝ち+ライヒスアドラー2025東スポ杯2歳S G2 3着+弥生賞G2 2着の上位産駒層形成中、中央G2勝ち以上の中央重賞勝ち産駒は現時点で未輩出の蓄積開始段階
配合評価 ★★★☆☆ 父シスキン(First Defence×Bird Flown・母父Oasis Dream)×母トゥザハピネス(シンボリクリスエス×トゥザヴィクトリー・母父サンデーサイレンス)は米欧型スピード・パワー血脈+Roberto系底力血脈+サンデーサイレンス系スタミナ血脈の組み合わせ、Mr. Prospectorの4×4クロス含む芝マイル〜2000m中距離戦線への血統的整合性を備える配合
価格妥当性 ★★★★☆ 4,000万円(1口100万円・40口)はサンデーサラブレッドクラブ2026年度関東募集の中位帯設定、父シスキンの愛G1 2勝+社台SS新種牡馬+母系の中央重賞勝ち馬3頭+祖母エリザベス女王杯G1勝ち+米国輸入名牝系起点の上位牝系の組み合わせに対する妥当な値頃感
総合評価 ★★★☆☆ 独自のアルゴリズムによる加重平均3.40、母系の中央重賞勝ち馬3頭+祖母エリザベス女王杯G1勝ち+米国輸入名牝系起点の集中蓄積構造が血統的支柱、父産駒の中央実証蓄積開始段階+母自身の中央未出走・繁殖実証中堅水準が抑制要因となる中堅水準上位帯の総合評価